ぶらり湯の山温泉の旅

先週急遽、妻と休みが2日合ったため、
三重県にある「湯の山温泉」の宿を数日前に予約し、
一泊2食付き2人で2万円という格安のプランが取れた。
最初は長島温泉あたりを予定していたが、
人気もあり、良さそうな宿は空いてなく、結構一杯。
今回泊まった宿は湯の山温泉「ホテル湯の本

湯の山温泉の歴史は古く、
西暦718年、浄薫和尚が薬師如来のお告げにより
発見されたと伝えられ、傷ついた鹿がこの湯で
傷を癒していたよいう伝説から、別名
「鹿の湯」とも言われています。
泉質はアルカリ性ラジウム泉。
胃腸病、神経病、外傷に効果的。
透明で無臭である。
美肌の特効薬ということもあり、
美人の湯として女性にも人気があるそうです。

ホテル湯の元へは
四日市I.C.で降りて約12km、
菰野町という町を横断するのだが、
時間もあったため寄り道する。

まずは、道の駅菰野にてガイドマップを入手。
際立って面白そうなものは無い…
しかし、道沿いにミュージアムがあったので
ひとまずそこに行くことにした。

入ると、丁度ピアノコンサートを開いており、
その間は撮影禁止だったため演奏を聴いてみる。
うまい!結構うまい演奏であった。

さて、パラミタミュージアムは2003年3月開館。
池田満寿夫の陶彫「般若心経シリーズ」など
様々な企画展を行っている。
池田満寿夫は世界的な版画家だが、
晩年に陶に出会い、その中に輪廻転生を感じ、
陶こそが般若心経にふさわしいと思い制作開始。
1997年63歳で亡くなられている。

パラミタとは般若心経の波羅蜜多に由来している。

池田満寿夫 1994年 心経陶片

般若心経を形にする第一歩として、
経文を一語ずつ判子にした。
心経陶片の拡大
1994年 仏画陶板


野焼きで造られた「大仏塔」
人間の死を表現し、周りに般若心経が書かれている。


この不揃いの筆遣いがいい味を出している。
こいうのを見ると自分でも書きたくなってくる。
器の底に一文字ずつ般若心経が彫られている。
中村晋也作 釈迦十大弟子

叡智釈迦の弟子たちを忠実に表現している。
一人一人人体的特徴があり、得意能力も違う。

長快作 長谷寺式 十一面観音像

鎌倉時代のもので、奈良長谷寺本尊にならい、
右手に錫杖をもち、観音菩薩と地蔵菩薩の徳を併せ持つ。
約800年前の像である。

こちらは新しい作品2008年
江里
慧作
さて、時間も随分と潰せたので宿へ。
天気は曇りだが
部屋からはこのような幻想的な景色が望める。

宿の目の前には御在所岳へ上るロープウェイ。
ここの駐車場と宿の駐車場を兼ねることがある。
明日は上まで行ってみよう。

部屋からの景色。
まるで中国の山奥のような幻想風景。
晴れていたら、こうはいかない。

いきなり翌朝!
ロープウェイへ、往復2,100円と結構高い。
室内では右手に見える…など絶景が見えるかのように
アナウンスが流れているが、全く見えない…
天気がよければ絶景だろうな。

シンボルとなる白い鉄塔。
頂上まで2.1kmの道のりを約12分で登る。
鉄塔を通るたびにガタガタ揺れるので
結構スリルと恐怖を感じる。

白い鉄塔の標高は1,004m。
もう少しで頂上。

頂上へ着いた。標高1,212m。
乗車した駅との高低差780m。
ここからさらにリフトで8分ほど上がると
スキー場の頂上まで行ける。

氷瀑が名物です。

まったく見通しが悪く、
景色なんて一つも見えない。
晴れていればこれくらいの景色が見えるらしい。
御在所岳の山々や、反対には富士山まで見えるらしい。

名物の一つがこれ、氷瀑。
思っていたのと違う…
人工なんだね。自然のものかと思っていた。


なんかみすぼらしくて汚いね…
本当ならこんな感じに見えるらしい!

樹氷があるとこんな感じ。
今回は全くなかった。
もう春だね芽吹き始めていました。

帰りのロープエウィ、霧が濃くてどんどん見えなくなる。

怖いぞー

最後にもう一度白い鉄塔。

下の方は霧があまりないね。

ロープウェイ乗り場の下にある渓谷。

いい感じだね!
先ほどロープウェイで登った
山上公園駅まで徒歩で登ることもできる。
3時間以上かかるとあるが、
ロープウェイで上った感じでは
もっとかかるような気がした…
自分では歩こうとは思わないね。

それでも歩きたい方、
ロープウェイ乗り場のお土産売り場でMAPあります。


コメント

  1. おお!何と素晴らしい。般若心経 お仏像 お山の上、わたしも拝みたい。
    本日3/11。プリンターの件を検索中 12/22のブログに辿り着き拝見いたしました。 

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