シャプトン 砥石 刃の黒幕 #1000

SHAPTON(シャプトン)製砥石
「刃の黒幕」シリーズ オレンジ#1000を購入。

今まで使用していた砥石はホームセンターなどで
販売している安いもの。ステンレス包丁との相性が悪い。
刃物の種類により、砥石との相性があり、
研ぎやすさが格段に違う。

今回購入したのはネットでの口コミもよく、
ステンレスでも固めのものと相性が良いらしいので
試しに購入し、自宅で常用のステンレス三徳包丁を研いでみた。

ちなみに、どんなに切れる包丁でも、
切れ味が一生ものなどあり得ない。
定期的に研ぎ直しをしないと切れ味は持続しません。
簡易シャープナーというのもありますが、
研ぎ角が鈍角で、研ぎ面がザラッとした状態のまま
なので、すぐに切れ味が落ちる。
砥石での研ぎをお勧めします。
それでも1ヶ月も使えば切れ味は落ちます。

「シャプトン」シリーズはパッケージの色により、
粗さが違い、オレンジは#1000です。
日本刀の中砥としても使われる。

家には既に仕上げ用の砥石があるため、これのみ購入。
ちなみに仕上げ用は恐らく30000番くらいの鏡面仕上げ用
だと思う…

ケースはそのまま台になるので使いやすい。
この下に濡らしたタオルを敷き、風呂場で研ぐ。
研ぐ前には砥石を10分ほど水に浸しておく。
このオレンジは10分で良い。
長時間浸けすぎると砥石が柔らかくなりすぐるので注意。
ちなみに仕上げ用のは20分くらい浸けます。
包丁は刃面が曲線ですので、
刃先から順番に下へと研いでいく。
刃先幅約4mmくらいを研ぐ意識でいくと、
鋭角に研ぐことができる。

幅を広く研ぐと鋭角になり、切れ味は上がるが強度が弱くなり、
幅を狭く研ぐと鈍角になり切れ味はいまいちだが強度は良くなる。
一般的に販売しているステンレスは柔らかいものが多く、
研ぎ幅は1mm程度が刃こぼれしにくい。
家にあるのは鋭角に4mmくらいを研いでいる。

研ぐ際の注意。研ぐ角度を変えずに研がないと、
研ぎ面が丸く曲線になり、切れ味が落ちる。
研ぎ面はまっすぐになるように!
刃先がきれいに研げていると、上図のように
研いだ反対の刃に「かえり」という引っかかりができる。
刃の反対側から指でなぞると引っかかるのがわかる。
この「かえり」を取るために、刃物の反対側を研ぐ。
この時、研ぎすぎるとまた、反対側に「かえり」が
出来るので、堂々巡りとなるから注意です。

刃こぼれがある場合はこの#1000で良いので、
両面を上記要領で2〜3回研げば、刃こぼれはなくなる。

両面に「かえり」が無くなったら、
仕上げ砥石で磨きをかける。
これも同じように研ぐが、細かい砥石では
「かえり」はほとんど出なくなる。
きれいに研げたら、包丁の水気を取り刃面を柄の方から確認する。
刃面頂上に白い反射部分が無ければOK。
一カ所でも白く光っていれば刃先まで研げていない。
チラシなどを軽く切ってみると、引っかかりなく
スーッと切れると研ぎは成功である。
この「刃の黒幕 #1000」ですが、
今まで使用していた安い砥石と
比べ物にならないくらい研ぎやすい!
短時間で結果を出す。
過剰な力も不要、軽く研げます。
3,000円くらいのステンレス包丁との
相性は非常に良いですよ。鋼の出刃包丁もOK。
自宅で包丁研ぎをされている方!
是非お試しあれ!


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