ストロボ多灯ライティング


久しぶりの投稿です。今回ご紹介するのは、
クリップオンストロボでの多灯ライティングです。
撮影したのは白いお花です。

「クリップオンストロボ?」
「多灯ライティング?」なんのことでしょうか?

一眼レフカメラなどカメラに内蔵されているストロボは
発光面積が小さいため、
なんだか汚い写真になってしまいます。
だからストロボはあまり使わないという方も多いのでは?
私もそうでした。

また、プロ用のカメラには内蔵ストロボはありません。
内蔵は発行面積が小さく、しょぼくて使えないからです。

大きめのストロボを使って、さらにカメラから離して、
さらに発光面積を大きくして撮影すれば、
綺麗な写真を撮ることができます。
報道カメラマンなどがカメラの上につけている
「あの大きなやつ」をクリップオンストロボと言います。

スタジオで撮影する際は電源供給しながら
撮れるモノブロックストロボや
車のバッテリーみたいなやつに繋げて撮る
ジェネレータータイプのストロボもありますが、
高価な上に持ち運びも不便です。

そこで、安価なクリップオンストロボを使います。

ストロボを2つ以上使って撮影することを
多灯ライティングと言います。

今回は白系の花を白い花瓶に入れて撮影しました。


まずは背景を白で撮影開始。
障子紙のロールをテーブルの上から壁にかけて敷きます。
この時、壁とテーブルの境目は弧を描くように
空間をもたせて敷きます。
白バックに白い花だと境界線が分からなくなる気が
しますが、そこは光の調整と絞りで調整します。

上記写真のように、
ストロボは左上からパラソル反射で1灯目、
天井に向かって2灯目、
右上から3灯目をディフューザーで同時に光らせます。
この際、光が障子紙まで反射するようにします。




すると、下の写真のように綺麗に撮ることができます。


Canon EOS 5D EF 24-105mm F4L
F10 SS1/160  ISO100


続いて、花の輪郭がもっとわかりやすいように
黒バックでの撮影です。
黒いロール画用紙を2枚使用します。

黒バック紙で撮影する時は、
できるだけ光が黒紙へ回らないようにします。
花と花瓶の部分だけに光が回るようにします。

よって以下のように、
上斜めからグリッド付きのディフューザーを使って
できるだけ花の面だけに光が当たるようにします。

さらに、花瓶まで光が届くように
花瓶を狙って下から1灯使用します。
この時、下からの光が強かったため、
黒い板に反射させて光らせます。
そうすると、光が黒く反射するので光量が落ちます。

光が外へ逃げないように両側にレフ版も立てます。



すると、なんということでしょう。
綺麗なお花の出来上がりです。


Canon EOS 5D EF 24-105mm F4L
F10 SS1/160  ISO100


以上、多灯ライティングでした。
一眼レフを極める時にストロボは不可欠です。

まぁ、正直今まで使ったことなかったのですが…
使ってみると奥が深いですねぇ…







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