V36後期スカイライン セダン DSモード


VQ25HR 7AT車であるV36後期型 250GT Type-Sであるが、
単純に5速を7速に分けたのではなく、変速比そのままで1・7速を追加している。
その為、7速では高速運転でも2000回転ほどをキープし静寂なドライブとなる。
T社のZERO-C****の時はボディやドアなど隙間重視の静寂性だったが、
この車はエンジン音での静寂性となり結果、ZERO-C****並みの静寂性である。
足回りはZERO-C****より遥かに硬い。(高速ではそう感じないが)

AT走行モードはDモードとDSモード、パドルシフトが付いている。
DSモードで+-シフトチェンジとパドルシフトで+-チェンジするときは
いずれもマニュアル操作となり、Dモードに戻さない限り自動でシフトは変わらなくなる。
走行距離4000kmを超えるまでDモードで慣らしをしていたが、
吹けも良くなってきたので、DSモードでの走行感を試してみた。
(リアガラスに★マークが付いている車は慣らし運転いらないというけど、
T社のZERO-C****の時は10,000kmから吹けが良くなってきた)

スカイラインも10,000km超えると吹けも良くなり、
特にDSモードでは非常に楽しい走りとなる。

D・DSモードの違いが今一つ分からない人もいると思うので感覚で説明しよう。
このDSモード、マニュアル読んでも、マニュアルモードと何が違うのか理解しにくい。
Dモードでも使えるパドルシフト使えばいいんじゃないかと思ってしまう。
しかし、DモードとDSモードは走りがまったく違う。

Dモードとは燃費重視でギアの切り替わりがゆっくりとなるので、
キックダウンしても回転数がそんなに上がらず徐々に上がっていくため、
踏み込んだ後の俊敏な伸びはなく、逆に一瞬スピードが落ちるような感覚がある。
よって、高速での追い越しも力ない感じで徐々にスピードを上げていく感じになる。
シフトダウン時もシンクロレブコントロールは効かず、回転数も合うことなく普通に
下がっていく。Dモードでパドルシフを使っても同様。さらにプログラムミスなのか、
ある程度スピードが出ているところから急ーブレーキまでとは行かないが、
赤信号でちょっと強めに止まる際に、20kmくらいかM3→M2シフトあたりで、
タイヤロックがかかるような『ガツン』という大きい衝撃がくる場合がある。
他のサイトでも確認されている。次回点検でディーラーへ申告してみようと思う。

DSモードはというと、マニュアル走行ができるモードであるが、
決定的にDモードと違うのは、シフトアップの際は心地良い上がり調子で、
1・2速まではシフトの切り替わりも早く、踏み方で時には引っ張り、
回転数がドンドン上がっていき、加速がグングン出て行く感覚があり、
逆にブレーキを踏むと勝手にシフトダウンし、シンクロレブコントロールがかかるが、
その動作は大抵1回か2回くらいである。(すべてのシフトダウンではならない)

DSモードでマニュアルシフトダウン(パドルシフトでも)すれば、確実にシンクロレブがかかる。
(ブゥォン~ブゥォン~という感じでヒール&トゥした感じになる)
エンブレもDモードよりかかりやすくなり、特に40km以下(2速くらいかな)からグンと効く。
つまり、燃費は悪いがスポーティーな走りになる。
停止→加速→停止が短距離で行え、高速での追い越しもスムーズになる。
ちなみに今のところDSモードで『ガツン』は出ていない。

よって、ストレスの無い走りをするならDSモードであるが、
バックギアへ入れる際は一度Dモード側へ戻してからとなるので、
スムーズに入れづらいという欠点がある。

ちなみにDSモードの走りは前に乗っていたT社のZERO-C****の加速感より、
V36スカイラインのほうが優れている。DモードはZERO-C****に比べると頼りない。
だが、Dモードの燃費はいい。4000km走って9.3km/Lくらいである。
DモードとDSモードではリッター1kmくらいの燃費差があるみたいだ。

さて、時は流れ15,000kmくらい走っての感想だが、
DSモードのシフトダウンのかかり具合と、
加速具合の吹け具合がより良くなってきた。楽しい。
こうなってくると、POTENZAのタイヤはいいチョイスなんだなぁと思える。
特にスタッドレスタイヤを履いた時に明らかに違いを感じる。
当然だが雨の日は滑りやすいが、この車はFRでパワーもあるため、
ちょっとした曲がり角でも後輪が滑り流れる。
慣れていない人はパニックになるかもしれない。
ある程度は車が制御してくれるが、それでも流れる場合は、
後輪が流れる方向にハンドルを切るのがポイント。
慣れていないと反対に切ってしまう。そうするとスピンする。

DSモードでは、加速、曲がる、止まるが短い距離でより正確に行える。
新車で納車された時にはあまり感じることが出来なかった楽しさが、
10,000km超えたあたりから感じられるようになってきました。
燃費もほぼ変わりなく高速と街中の混合ではあるが9.3km/Lくらいはある。
よって、通常はDSモードで走っています。

これくらい楽しくなってくるとローダウンしようかなっていう気がでてくる。



スタッドレス装着イメージ。
ローダウン後の純正タイヤ版です。

というわけで、ローダウンスプリング装着。写真では分かりにくいね。
タナベのNF210に交換。全体で約1.5cmから2cmくらい下がりました。
後ろは指1本弱、前は指2本くらいまで下がりました。
なじんでくるともう少し下がるんだろうな。
でもあまり下がりすぎるのも嫌なので、これくらいがちょうど良い。
後輪は若干八の字になりますが、前輪は気になりません。
よってタイヤの片減りも気にならないでしょう。
元々ノーマルタイヤサイズが、
前:225/50R18 後:245/45R18ですので、前輪が少し直径が大きめ。
だから、そんなに下げなくてもいい感じに見える。

乗り心地は、Type-Sの純正がなじんできた感じの位と変わりないくらい。
ただし、純正にあった下から突き上げてくる細かいゴツゴツ感は無くなった。
ロールは固くなったし、車高も下がったし、見た目も良くなった。
本当に、乗り心地は純正よりも柔らかいのでは?と思うくらいいい。
Type-Sのスプリングは元々Gなどと比べて固いセッティングらしいので、
そこからの交換だと気になりません。Type-S以外からの交換だと、
固く感じると思います。スタッドレスと夏用タイヤの写真載せます。




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